2022年見たライブについて、自分用のログ残すがてら思い出を書いてみる記事。感想はノリで書いてるので長かったり短かったり。

目次

4/30 - colormal 自主企画 “C” 特別編 colormal単独公演 “CALL” at 渋谷TOKIO TOKYO

2020年以来、3回目?のcolormal。どんどんバンドとしての結束力が高まっているのを感じてニヤニヤ。やっぱツボをおさえてくるメロディの連続で最高。もっともっと曲を出してもらいたい。

5/21 - 麓健一 “1913 伊是名 / 2022 那覇” (配信)

ライブ演奏を見るのは初めて。スタジオ音源とまったく印象の変わらない、あるいはより解像度があがるライブだった。このときにアルバムが出ることに言及していて、実際にこのライブで披露されていた曲がアルバムに入った(り入らなかったり)して「今年の音楽イベント」としてとても印象深い。来年は絶対ライブいく。

5/22 - APOGEE at 渋谷WWW X

もう聞き始めて15年位経ってる気がするけど、初めてのライブ。広い時代からながらいまのモードをしっかり押さえた選曲で、自分みたいな不真面目なファンもずっと追ってるファンもどちらも楽しめるライブだったと思う。しかし一番ライブで聴いてみたかった “Just a Seeker’s Song” はまだ見られていないので、これもいつか。

9/4 - to’morrow music pre. “to'morrow vol.16” at 下北沢 THREE

出演アーティスト:

  • wachowski
  • tiny yawn
  • MO MOMA
  • Billow

Billowとtiny yawnが同じイベントに出ると聴いてチケット購入。おそらく「ボーカルが女性縛り」でto’morrowさんがキュレートしたのかな。wachowski と MO MOMA は初めて知ったアーティストだった。しかしながらどのアーティストもメロディを大切にしているところが完全に好みで、終演後に見せていただいた手作りディスクガイドやお人柄含め、to’morrowさんへの信頼度が爆上がりしたイベントだった。もちろんBillowもtiny yawnも最高だったので大満足。

9/6 - Yes “Close to the Edge 2022 Tour” at 渋谷オーチャードホール

ご無沙汰だった友人のメタル・プログレおじさんが見に行くと言うのでチケット高めだが購入。彼いわく、人生で1度は見ておいたほうがいいと思ったならライブに値段は関係ない。果たして自分は「Yesのライブを見た」人になり、見なかった人たちはYesのライブを見ていない人たちとなった。諸手を挙げて褒められるライブだったかというとそうでもない、というのは元から想像していた通りなので特に問題でもなく、やはり2022年にSteve HoweがいるYesを見たという事実がこの先の人生で残るというだけでまじで行ってよかったと思う。今後もそういうお金の使い方をしていきたい。

9/10-11 - “パンと音楽とアンティーク” at オーヴァル京王閣

見たアーティスト:

  • トリプルファイヤー
  • 寺尾紗穂
  • 中村一義 (w/三井律郎)
  • 柴田聡子
  • 高橋勇成 (paionia)
  • 家主
  • ラッキーオールドサン
  • Nagakumo
  • 空気公団
  • トクマルシューゴ

嘘みたいなチケット代で普通にすごいラインナップのアーティストが見られるフェスがあると聴いて、2週間前くらいにチケット購入を決断。友人を誘って参加。いままで見たかったけど見れなかったアーティストを一度に見られて非常に満足。特によかったのは競輪の投票券売り場(きっぷ売り場的なせまーい場所)で見れたトリプルファイヤーと家主。今年はほんと田中ヤコブの年だ。ほかのメンツも見られそうでいままで見れなかったものばかりでめっちゃよかった。

9/24 - mae “Mae The Golden Hits feat. The Everglow and Destination: Beautiful” at 渋谷CLUB QUATTRO

3年ぶり?のmaeのライブ。まさかこんな短い期間に見られるとは思ってなかったけど、やっぱ彼らの曲が大好きなので迷わず購入、やっぱ最高の時間で満足。maeのファンはしっかり彼らの曲が好きな人が多い気がして、一体感もあってその意味でもよかった。終演後にディストロの注文をしていたのでytkさんに初めてお会いして色々エモバンド話ができたのでも印象深い。まだ大変な時期だったのに来日してくれたバンドに本当に感謝。

10/2 - kurayamisaka pre. “kurayamisaka tte doko?” at 下北沢近松

出演アーティスト:

  • ニャホ (バンドセット)
  • Highlight
  • TTUD
  • Pygmy I'm cricket
  • colormal
  • kurayamisaka

あまりに音が我々(?)好みすぎると話題になっていたkurayamisakaの初企画。直前にアルバムが発売されていたけど入手できていなかったので先行配信されていたシングル数曲だけ聴いて参加だったが、ほんと行ってよかったライブ。これまた出演アーティストが最高すぎて、すべてがいま見たかったバンド&知らなかったけど見てみたらめっちゃよかったバンドという「当たり」すぎるイベントだった。特にニャホとPygmyは一度見てみたかったので嬉しい。トリのkurayamisakaは期待通りのオルタナポップなライブだったし、最後にあると思わなかった「さあ冒険だ」の演奏で完全に舞台がカーテンフォールした。ちなみに近松はYouTubeで配信を見たことがあるものの現地に行くのが初めてだったんだけど、キレイすぎないけど清潔感があり、いままでのライブハウスっぽさが無くならずにでも行きやすいというめっちゃいい会場だった。最近GARAGEの跡地にできたという姉妹店の「近道」も行ってみたい。

10/9 - GLAY “UNITY ROOTS & FAMILY, AWAY 2022 Tour” at 横須賀芸術劇場

GLAYオタクがチケット余ってしまったと言うので、1回は現地ライブ見てみたいし行くかと参加。今回は UNITY〜 の再現ライブで、オタク氏いわくアルバムが発売された2002年には彼らに珍しくレコ発的なツアーがなく、その後も収録曲は主にアレンジ面の理由でライブで披露された回数が少ないものばかりらしい。つまり非常にレアなライブであり、実際会場付近には最近見ていなかった「チケット譲ってください」フリップを持ったファンも多く見受けられた。そんなファン向けの色合いが強いライブに自分のような、一応すべてのアルバム1周はしてるけど…みたいな人が見に行ったら、それがバレたが最後袋叩きに合うのでは?と戦々恐々とした心境で当日のライブに望んだ。会場の横須賀芸術劇場は随分前にたしかアジカンのライブで行ったのと、その前は学生時代に吹奏楽部に所属していたときのコンクール会場としていった限りだったので、どれも濃い記憶ばかりの場所となっているが、吹き抜けの高いコンサートホールは圧巻かつ音響がよく久しぶりでも昔の印象が蘇ったし、やはり良い会場だなと思った。そうだろうと推測していたとおり、身の回りの参加者は各々の推しメンバーに近い服装を身に着けた方が多く、特にHISASHIのファンであろう人は抜群の存在感だった(TERUファンの、特に男性陣は色々な意味でなかなかだったが)。また、最盛期が90年代だったこともあり年代層は比較的高めで、複数の面で普段見に行くインディロック・バンドとは雰囲気が全く違い新鮮で楽しかった。さて開演時間が過ぎるとすぐ登場したバンドがいざ演奏を始めると、そこから感じた印象は「ひたすら演奏が上手い」。軽々と演奏しているように見えるのにバッチリタイム感はあっているし、今回はコーラス隊やストリングスもいる中でも音作りはバッチリ、ボーカルもその日はとくに調子がよかったらしくしっかり声が出ており、50代に入ったことを感じさせなかった。その後も、再現ライブなのもあり全体の演奏曲数は通常のワンマンよりも少なかったようだが満足度の高い演奏で、最後にアンコールで同行者曰く「演奏回数が多すぎる選曲で残念だった」というが個人的には聴きたかった「BEAUTIFUL DREAMER」で幕を閉じた(「Freeze My Love」のほうは気に入ったようだが)。しっかりアルバムを予習して参加したこともあり、上記のように豪華な演奏メンバーで演奏された楽曲をしっかり楽しむことができ、あーやはりいつか行きたいなと思っているアーティストのライブは早いうちに行っておいたほうがいいな、と再確認できたライブだった。

10/13 - 山下達郎 at 神奈川県民ホール

ツアーがある年はかならず1公演は絶対参加してやると思っているタツローのライブ。今回も5回ほど申し込んでどれも外れてからダメ押しの申し込みでやっと当選。県民ホールは初めて見る側で行った気がするが(例によって吹奏楽コンクールでは舞台側で行ったことがある)、今回の席は壁に近く反響が気になり集中できず微妙だった(途中壁を背にするくらい横を向くとマシになることに気づき変なカッコでみていた。隣の席の夫婦すみません)。セットリストはまあ定番かつ新譜からの曲はあんまりなかったけど、やはり要点を押さえた新規でもファンでも嬉しいもので良かった(隣の夫婦さん好きな曲が来た時ワーって声がでて嬉しそうだった)。MCも例の皮肉たっぷり節で安定。まーでもそんな微妙な点を加味しても余りある歌の力と演奏の上手さ。今回はメンバーのソロパートのフィーチャリングセクションもあり、バンド含めてまったく衰えないパワフルさに打ちのめされた。やっぱりまたライブ見なきゃと思った。

12/11 - NUMBER GIRL at ぴあアリーナMM

なんでか自分はナンバガのチケット運がむちゃくちゃ高くて、実は再結成時いちばん最初にやったウォームアップライブ的な新宿ロフト公演(キャパ250)でまさかの整理番号1桁、そのあとの日比谷公演もチケットが当たるし、今回も先行で当選。申し込みの当選率は100%という謎なんだけど、まあそうならしっかり楽しまないと外れてしまった人に失礼だと思ったので、持っているライブ音源を全部聴いて気持ちを作ってから当日を迎えた。ぴあアリーナMMも例によって初なんだけど、思ってたよりデカくてびっくり。そしてそれでもはみ出るほどの人の数にびっくり。立ち見ってスタンドの更に後ろに立ってみるのかよ。あまりに会場が広いために演奏にちゃんと入り込んでテンション挙げられるか心配をし始めたくらいで開演、メンバーが入場。そこからはさっきの心配がどこいったのかという楽しさで、あーちゃんとナンバガのこと好きだったなと再確認した。しかしやはり彼ら、最後まで一筋縄ではいかなかったのは周知のとおりで、怪しかったのは「U-REI」の謎の中間パートからすでにで、そこからの2回めの透明少女(爆笑)、Break Time、再三の透明少女(苦笑い)、締めの透明少女(爆笑)。ほかにもコメントできるところは色々あったけど、本当に「再結成したNUMBER GIRL」らしさに溢れたライブだったし、これは納得するしか無いという「解散ライブ」だった。

12/17 - mamariri リリースパーティ at 吉祥寺ORES

出演アーティスト:

  • mamariri
  • Goodbye Gangsters

元dear studentのメンバーによるソロプロジェクトmamaririを見にめちゃくちゃ久しぶりに吉祥寺へ。対バンのGoodbye Gangstersもほんとうに久しぶりにライブを見た。彼らの音楽は自分の大学生時代とすごく密接に紐付いていて、曲も人もエピソードがすぐに連想されるから、どうにもエモーショナルになって仕方なかった(観客側もその記憶に紐づく人が多くてまた感傷的に)。どちらのバンドも、初期はミッドウェストエモやインディロックに影響を受けたキャッチーな側面が強い曲が多かったが、今回のライブで披露されたおそらく最近つくられたのだろう曲たちはそれよりもスロウコアやミドルテンポのポストハードコアから影響を強く感じるもので、ああ自分も変わったし彼らも変わってこの音楽をいまやっているんだな、という納得感があった。どちらのバンドも改めて追っていきたいなと思う。