今週のレコメンド (2018/11/12) [Apple Music]


MOCKY - A Day At United (2018)

大好き Mocky のインスト曲のみをフィーチャーした新アルバム。ミックスが良いからか音色がめちゃくちゃ好みだし、キャッチーだけど飽きのこないテーマが素晴らしい。参加アーティストが盟友から現代ジャズのアイコンまで幅広くて、でも Mocky 節は失われていないのは彼のバランス感覚のなせる技か。Miguel Atwood Ferguson、Joey Dosik、Randal Fisher、Mark De Clive-Lowe などが参加。

playing: 2. The Come Up

Leh-Lo - Lefty (2018)

去年 Twitter でそのポップさで話題になっていたところで知り、今年 Kickstarter を使って新譜の制作をするというタイムリーさ。配信でも解禁された彼の新作は、1st アルバムからの 12 年を全く感じさせないメロディの完成度とみずみずしさ、歌唱力の高さをまざまざと見せつける力作。これまた愛聴盤になる気配が。

playing: 1. Patience

Hovvdy - Easy / Turns Blue (2018/Single)

今年出た最新アルバムがとにかく素晴らしかった彼ら。滲んだ景色が浮かぶドリームポップ/スロウコアな名曲を常に生み出し続けているが、今作もメロディとアレンジの良さは折り紙つき。ぱっと聴きは全然展開がないのに、どうしても引き込まれる。

playing: 1. Easy

Saintseneca - Pillar of Na (2018)

全然知らなかったんだけど、すでに 3 枚のアルバムを発表済みで、界隈でもわりと有名らしいオハイオのフォークパンクバンドの 4 作目。前々作から?Anti- Records に所属というのも納得感のあるサウンドで、良メロと風通りのよさが素晴らしい。同系統のバンドとして Pinegrove の喪失が個人的にあったので、自分的にスキマにすっぽりはまった。

playing: 4. Ladder to the Sun

中村佳穂 - AINOU (2018)

京都出身の SSW による 2nd アルバム。そこかしこで名前はみるので知ってはいたけど聞いたことない人だったんだけど、音を聴いたらもう一発で好きになった。かなり複雑なことをしつつメロディは絶対ポップだし、歌詞も日常に近いので聴きやすい。だけど本当に音楽が好きなのがグイグイ伝わってくる。とりあえず「きっとね!」を聴いてSING US のライブ動画を見てほしい。話はそれからだ。

playing: 3. きっとね!

Hiss Golden Messenger - Virgo Fool (2018)

ノースカロライナのほぼソロプロジェクト、Hiss Golden Messenger による 10 作目?のスタジオアルバム。Paradise of Bachelors や Merge など信頼しきっているレーベルに所属しているのにいままでちゃんと聴いてこなかった人だけど、やっぱ良かった。ちょっと癖のあるボーカルに、女性コーラスがいい色合いを重ねて、アカペラから弾き語り、ブラスまで幅広いアレンジを施してあるので全く飽きずに 1 枚を聴いてしまう。これは遡らないとな…。

playing: 1. Rock Holy

Dylan Mondegreen - A Place In the Sun (2018)

ノルウェーのネオアコ職人 SSW、Dylan Mondegreen による 4th アルバム。アルバムジャケットの印象そのまま、日常ふと気づいた美しい瞬間を切り取って 9 曲にしましたというような、繊細な細工のような作品集だった。変わらずこういう最高な音楽を作り続けて欲しい。

playing: 9. Sunless Summer