Best Singles & EPs of 2017 (Apple Music)
1. DAOKO× 岡村靖幸 - ステップアップ LOVE [TOY’S FACTORY]
岡村ちゃんのバキバキポップス&エロボイスと DAOKO のウィスパーボイスがベストマッチで、さらにお互いをダンスで煽り合う MV がまた最高で、ひたすら聴いていた。岡村ちゃんって誰とコラボしても相手の良さを引き出すし、自分の持ち味もしっかり出すし、もちろん曲自体も最高なの出してくるので信頼度がはんぱない。2018 年も期待してます。
2. bonobos - FOLK CITY FOLK.ep [ORANGE LINE TRAXXX]
前作からのプログレッシブかつポップな路線を進めつつ、過去の名曲を元アレンジに負けず劣らずの名演でリフレッシュしてもみせた充実の 6 曲入り EP。貪欲に音楽スタイルを取り入れても彼ららしいとっつきやすさと温かさが残るのは流石の一言。いつも次の作品が楽しみになる。
3. Radar State - Spinning Wheel [Self-release]
The Get Up Kids の Matt (Vo.Gt.)と Jim (Ba.Vo.)に、The Anniversary の Josh (Vo.Gt.)、The Architects/The Gadjits の Adam (Dr.)が組んだ、スーパーグループといっていいバンド。そしてこの初期ポップパンクを思わせる疾走感のある楽曲に、Jim のいまだ青さの残るボーカルが乗れば両バンドを好きな人も納得。あえてだろう生々しいミックスがしてあり、7 インチほしいなあと思いつつ買えず。どっか余ってないかな。アルバムも製作中らしく、楽しみ過ぎるシングルだった。
4. Hippo Campus - Warm Glow [Transgressive Records / Grand Jury]
跳ねるリズムと軽快なカッティング、すこしだけ寂しさのあるメロディが良くて、曲の短さも相まってひたすらリピート再生してたシングル。シティポップといっていいようなパキパキ感だけど、しつこくない構成はやっぱ洋楽の良さか。アルバムも凄く良かったし、ほんと今後も追っていきたいバンド。
5. Babaganouj - Clarity Restored [Inertia Access]
ジャングルポップやローファイポップを経由してきたバンドが、今度は 80s なハードポップをギターぎゅいんぎゅいん言わせながらぶちかましていて、最高以外なかった…。EP としてリリースを重ねているのも、毎回ちょっとずつカラーが変わっていくのが楽しくて凄く合ってると思う。次はアナログでひとつ。
6. Banfi - Rosedale House [Communion Records]
Bear’s Den なんかともツアーをしてきたインディポップバンド。Niche Music かどこかでなんとなく聴いた曲だったけど、そこから何度も聴いてしまってるし、聴くたびにエモくなる。正直ほかの曲はそんなにピント来ていないのだけど、この曲はどうもアレンジからメロからすべてツボ。6 月を過ぎてからずっと June I swear if we could just go back…って言っている。
7. Magnus Hængsle - All You Have to Do (Look Forward) [Lindholm Lydproduksjon]
これまた全然知らないアーティストだったんだけど、シンプルで優しいメロディとドラマチックな編曲で一発で好きになった。そして過去作を辿ってみると初期のトッドラングレン大好きメロウポップスをやっていて、かなーり信頼度が高い。このシングルは唐突に久しぶりに出した曲らしいが、検索しても最近の活動が出てこずモヤモヤしている…。アルバム出さないかなぁ。
8. MGMT - When You Die [Columbia]
さんざん MGMT が流行っていたときは全くハマらなかったのに、この曲を聴いた時は一発で好きになってしまった。なんかよくわからない琴っぽい音、盛り上がらないメロディ、後半の謎展開、マイナスな歌詞など、普通に前から聴いていればずっと好きになっていたのでは…?という。
9. inc. no world - Living [Handsome Dad]
この、曲として成り立つギリギリの音数まで削り取ったようなアレンジはほんと彼らならではで、聴くたびにすげーなと思う。なにより普通に聴くと薄さを感じないのが。ライブで聴くとどんな感じなんだろうと思うが、日本に全く来そうじゃない…。