今回でこの「今週のレコメンド」を初めてちょうど 1 年らしい。思ったより続いた。でもルールを決めて毎週何かをやるって意外と楽しい。もうちょい続けていきたいと思う。
bonobos - THANK YOU FOR THE MUSIC (Nui!) (Single / Orange Line Truxxx, 2017)
最近の音楽的充実度がすごい彼らが、あえて初期の名曲のライブアレンジをスタジオレコーディングしてリリース。前アルバムのプログレッシブといっていい境地から、ひたすら気持ち良さ優先なこの曲がリリースされるのがまたよい。ダカタダカタ ドットットットダーンが気持ち良すぎるだろ。秋にはこの曲も収録された EP が出るらしく、ほんと待ち遠しい。
Lucky Soul - Hard Lines (Crystal Paris, 2017)
前作から 7 年ぶりながら、みんなが待っていた通り一点の曇りもないポップチューンの連発で全くブランクを感じさせない。自然に笑みと踊りが…。全体的に濃密な 80s オマージュが溢れているんだけど、Too Much は特に Prince の 80s を意識したんじゃないかと思う音色とかアレンジに溢れてて最高。あとシンセのパポパポ…みたいなのがスーパーカー思い出すので勝手にエモくなる。
Stapleton - Rest and Be Thankful (Xtra Mile, 2008)
先日ライブで BGM として流れてたんだけど、なんとなく SSW な感じのするインディエモで一発で好きになってしまった。SEO 悪すぎるバンド名で詳細はよくわからなかったけど、キメすぎないキメやポップ過ぎないメロがいいかんじ(褒めてる)。XtraMile/Thistime というリリースで外れるわけがなかった。
Soccer Mommy - Collection (Fat Possum, 2017)
サウンドクラウドで音源をぽろぽろ出してるうちにファットポッサムからお声がかかったらしい。ほんと素朴なんだけど、どうしようもなく惹かれる何かがある。最近のインディ SSW の流れにさらに勢いをつけるアーティスト。
The Last Dinosaur - The Nothing (Naim, 2017)
あまり詳しく分からないが、どうやらWhen I Was a Little Girlというバンドをやっていた Jamie Cameron さんともうひとりによるデュオらしい(そのバンドもエモっぽい宅録フォークという感じ)。スロウコア〜SSW ぽいエモのあの空気と、インディクラシックっぽいアレンジや音響が合わさり、それはもう最高なアルバムになっている。めちゃくちゃアレンジやミックスに凝っているらしく、聞くたびに発見がある。いいバンド。
haruka nakamura PIANO ENSEMBLE - 光 (Inpartmaint, 2017)
先日千秋楽ライブにいったんだけど、もうほんと彼らの音楽は「祈り」そのものを音にしたようで、なんて純粋な音楽なんだと思った。オトトイに大変熱のこもったレビューがあるし、別に僕が書けることはないかなと思う。すごい情報量が音源に入っているので。