Crumb - Locket (self?, 2017)

なんとも捉えどころがないサウンドながら、キャッチーなリフ、実はジャジーなアレンジ、癖になるボーカルなど気になる要素ばかり。なんでも1単語にしちゃうところとかマインドとかはローファイインディ界隈の感じがするけど、ビートはヒップポップっぽいし、ベースにちょっとジャズとか細野晴臣ぽさを感じたりと面白い。総括すると今っぽい。活動追いたいバンドだ。

The Pains of Being Pure at Heart - The Echo Of Pleasure (Painbow, 2017)

3 年ぶりの新作は、彼ららしいメロとギターサウンドながら、フロア映えしそうなダンサブルさを加えた陽性のインディポップ(歌詞は相変わらず退廃的だったりするけど)。この変化はやっぱり 80s 大好き Hochheim 兄弟の加入に影響されたところあるのかな。

בוידעם (Tomer Yeshayahu) - תומר ישעיהו (AVAZARE, 2016)

イスラエルの緩い SSW。このダルさ(褒め言葉)、日本で言えばキセルだろうか。使われるスケールはアラビア感ありつつもメロディやサウンドはこれってめちゃくちゃ面白い。ヘブライ語自体もアラビア語ぽくもドイツ語ぽくもあるような不思議な響きで新鮮。このひと界隈でアーティスト探してみよう。

Becca Stevens Band - Weightless (Sunnyside, 2011)

ジェイコブコリアー、ローラマヴーラ、スナーキーパピーあたりともコラボしている SSW。凄い曲をさらりとやってのける。「Weightless」はすごく現代ジャズっぽくて、これ 2011 年にだしてたのかと驚きがあった。まだまだしらない名盤だらけだ。スミスのカバーも素敵だけど、他の曲がすごくて霞んでるかも。

Doveman - The Conformist (Brassland, 2009)

Thomas Bartlett さんを中心にしたバンド。Sam Amidon と Beth Orton が在籍したことで知られているらしい。練られた楽曲と素晴らしい空気感の演奏が相乗効果を生み出している。SSW 的な感性とバンドによるセッション感がたまらない。

Elf Power - Twitching in Time (Orange Twin, 2017)

単独作としても 10 作は超えてるエレファント 6 の顔的バンド…なのに今まで聴いてなかったバンド。小難しいのかと思いきや、まったくもって身構える必要のない赤裸々な唄とメロディ。かなり暗いけど、それが優しさに聞こえもする。これは遡るしかないのでは…。