- Apple Music プレイリスト (2017/02/13)
- [Youtube プレイリスト (2017/02/13)]
# Snowball II - Flashes of Quincy (2017)
Jackson Wargo さんによるソロプロジェクト。この 1 年の内に 3 枚のアルバムを、しかもシューゲイザー → インディーフォーク → グランジっぽいインディーポップと毎回スタイルを変えて発表という恐ろしいペースで活動している。しかも全部良い。とくに今回のアルバムの前半のポップさは弾けんばかりで、特に Pavement ばりの崩壊に多幸感がプラスされた「Groan's」や憧れだったという Lilys の Kurt Heasley をボーカルに迎えたヨレヨレポップ「Cr-vuc」は出色の出来。そのぶん後半はすこし印象が薄いが、ドリームポップやハードロックかというリフも飛び出るカラフルさは変わらず、あっという間に 37 分が過ぎる。最近朝こればっか聴いてる。
# Various Artists - Begin Again (Soundtrack) (2014)
映画「はじまりのうた」のサウンドトラック。ロック映画であり Maroon5 の Adam Levine が参加してるということもあり、楽曲の出来は申し分なし。その上映画本編の思い出補正で聴くたびにグッときてしまうアルバム。かろやかな、カントリー感のあるいかにもアメリカな曲が多くて、でもコード感ががっつり泣かせにきてずるい。アレンジ・ボーカル違いで同じ曲が入ってるのもサントラならではで楽しい。
# Jackson C. Frank - Blues Run the Game (2002)
Simon & Garfunkel とルームシェアをしていた、Paul にはアルバムのプロデュースもされていた、Sandy Denny のボーイフレンドだったなど、なんでいままで聴いてなかったのかというアーティストだけど、ほんとなんで聴いてなかったのかという良さ。S&G 的な広がりのあるアルペジオに哀愁のあるボーカル&メロディがやさしい。
# Weather Spoon - Midweek (2011)
今月新譜が出たと聴いたのでまず旧譜を聴いてみた。ポストロック的なアプローチだけど嫌みじゃないし、なにより気持ちいいので繰り返し聴いてしまう。なんとなく PaperBag Lunchbox とかシグナレスとか思い出してエモい気持ちになった。
# 井手健介と母船 - 井手健介と母船 (2015)
こんどの Mikiki Pit という企画で唯一聞いたことなかったアーティスト。同じく出演者の Yoji & His Ghost Band と親交が深いらしく、アルバムで客演もしている(つい最近対談も公開された)。かなりシンプル&ドリーミーなフォークなんだけど、メロディラインやミックスが凝っていて飽きない。むちゃくちゃ凝り性な感じがする。
# Vitor Gonçalves Quartet - Vitor Gonçalves Quartet (2017)
最近の新譜リストを聴いていてひっかかった。ふだんジャズ全然聞かないからかもだけど、落ち着かない和音と進行をしつつも、自然に展開していくのがすごい。ジャズピアノすげーと思って友人の詳しい人に色々教えてもらった。
# Nude Beach - II (2012)
パワーポップ/ジャングルポップなんだけど、ボーカルが落ち着いたナルシズム系なのが特徴か。バタバタしてるドラムとかと対照的でロックンロールな感じが大変よい。というかメロがいい…。あんまり似てないけど Literature 思い出した。
# GLAY - ONE LOVE (2001)
なぜか今になって GLAY をパワープッシュされて、今さらハマれるかよーとおもったのだけど、意外と良かった。いわゆるシングル指向の曲は確かにスピッツのチェリーとかミスチルの終わりなき旅を聴き直すようなアレがあったけど、その反動とばかりにわけのわからないアレンジがぶっ込んである曲もあって普通に楽しい。とくにこのアルバムの「君が見つめた海」は、謎のアジアンなリフとインディな音色のコード、ポップなのにいまいち着地点がわからないメロディなど、僕の思う「らしさ」とギャップがあってすごくいいし。もうちょい聴いてみる。
# The Power Station - The Power Station (1985)
この時代のポップスって、キラキラサウンドで根明すぎしんどい率が高くてなかなか掘る気にならないんだけど、The Blue Nile、Prefab Sprout、Peter Gabriel とか大好きになるパターンもあるので聴き続けてはいる。その中でこのバンドは完全に自分の求めるテンション(影のあるメロディ、癖になるフレーズ、気持ちいいリズム)を兼ね備えていて、やっぱ最高のバンドまだまだいるな…という気分になった。