# Labradors - The Great Maybe (2016)

イタリアのインディ&パワーポップなバンドの 2nd アルバム。潰れたコードも暑苦しいボーカルもツボを押さえたフィルインもちょっとしたシンセフレーズも、全部ツボでつらい。しかもname your price

# Cupid’s Carnival - Everything Is Love (2016)

イギリスのパワーポップの 1st アルバム…なのだけど、なんと元 Procol Harum の Matthew Fisher が正式メンバーとして在籍しているという驚きのバンド(詳しくはSTARTRIP のインタビュー参照)。前身の Cherrystones 時代の曲のリアレンジを含む、パワーポップへの衒いない愛がそのまま詰まったアルバム。「Sunny Days」とか、どう聴いても Blue Sky なイントロでタイトル含めニヤニヤ。

# Colony House - Only the Lonely (2017)

ナッシュビルのロックバンドの 2nd アルバム(1/13 発売)。いやー「You & I」キラーチューンだ。気が付くと首を振ってしまう気持ちいいリズムとポップなメロディ、予想外の展開と熱いエンディング。基本的にリズム隊はずっしりしてるんだけど、「You Know It」とかちょっとトロピカルっぽく軽快になるとまた映える。かっこいい。

# Kid Holiday - Burnt Out (2016)

同じくテネシー州ナッシュビルの 5 人組。ポップパンクに影響を受けてるっぽい、けっこう正統派なロックバンドだけど、ちょっとしたシンセの使い方とか、A メロの節回しとか凡百とは違うセンスを感じる。3 曲ともアレンジ凝ってるなあ。

# Michael Carpenter and the Cuban Heels - Ain’t Nothing Left to Say (2016)

もうこの人も出すアルバム出すアルバム全部最高(去年の「The Big Radio」良かった…)なんだけど、この名義で新譜だしてたのに気づいていなかった。はい最高。パワーポッパーだけじゃなくて、Paul Westerberg とかシンガーソングライター好きにも聴いてほしい。

# Letters to Cleo - Wholesale Meats and Fish (1995)

ボストンの女性 Vo オルタナ/パンクバンド。Avril Lavigne とか Juliana Hatfield とか、もしくは That Dog.とか Muffs とか女性オルタナパンクが聴きたいなーというときにどハマり。キュート&キャッチー&重い歌詞があの時代すぎて、もうこういうのばかり聴いていたい(と思ってプレイリスト作ってしまった)。

# 林田健司 - 今夜は BEST 2000 (2000)

SMAP への楽曲提供が有名な($10、青いイナズマ、KANSHA して、君色思い)ファンク色の濃い SSW のベストアルバム。この時代の SMAP へ提供してた作曲家はふつうにオリジナルも良いのが多くて、彼のこのベストも岡村ちゃんばりの気持ち悪いファンクネスが炸裂しているさまを楽しめる。そしてデザートのようにラストに配された「青いイナズマ LIVE」で最高の気持ちになって END。ジャケットセンスはこの時代もヤバいけど、2016 年でもこのセンス。ヤバい。

# Cantoma - Just Landed (2016)

ロンドンのトラックメイカー Phil Mison によるプロジェクト。ビーチでチルアウトでソウルなこういうのは Balearic Beat と呼ばれるらしい。何にもない日の昼下がりに聴くともう CHILL。意識がどこかいく。

# Yoji & His Ghost Band - ANGRY KID 2116 (2016)

~~京都在住(たぶん)~~元京都、現在東京在住の寺田燿児によるプロジェクト。ライブではソロから 6 人まで自由にメンバーが入れ替わるらしい。トクマルシューゴが比較対象に出されることが多いようで、確かに最近のトクマルバンド感もある。しかし、プラスで蓮沼執太フィルや吉田ヨウヘイ group の異国感、Good Dog Happy Men から People In The Box に引き継がれたストーリーテリングのかわいらしさがあって、これは追いかけるしかないバンド。

# Pascal Pinon - Sundur (2016)

アイスランドの双子デュオによる 3rd アルバム。静謐な演奏とリバーブがアイスランドの地を幻視させる。1 枚聴くとこれも帰ってこれなくなる。

# Kikagaku Moyo - House in the Tall Grass (2016)

Can ~ Tame Impara ~ OGRE YOU ASSHOLE な東京のミニマルなサイケロックバンド。ひたすら気持ちいい音を鳴らし続けるという感じ。ひたすら気持ちいい。