体調崩すと逆に音楽聴かなくなるというあるある。
# Kincaid - Good Citizen of the Month (1997)
前週リストに入れた Masters of the Hemisphere と並び、Kindercore レーベルといったらなバンド Kincaid。というかレーベルオーナーのバンド。このゆるくて温かい雰囲気はこのレーベルで出しているほかのバンドも共通していて、「レーベルカラー」というのを体現していてほんと素晴らしいと思う。Ladybug Transistor や Olivia Tremor Control 関連の人物のリリースがあったり、Elephant 6 と関係性が深いのもポイント。
アルバム曲があがってないのでこれで。
# Pastacas - Pohlad (2016)
エストニア出身フィンランド在住 Ramo Teder さんの 8 年ぶりのアルバム…らしい。こういう全く前情報がないアーティストを唐突にフル尺で聞けるようになったのは、ほんとサブスクリプションの醍醐味だと思う。室内楽っぽいアレンジだけど、手法はフォークトロニカっぽいビートで、さらにソウルフルな歌が自在にカット&変調されて乗るという、めちゃくちゃ手の込んだ音楽なのだけど、そのくせポップに軽くも聴けるというアルバム。大変な偏執狂なのだと思う(褒め言葉)
# El Perro del Mar - KoKoro (2016)
スウェーデンの歌姫、El Perro del Mar こと Sarah Assbring さんの新作。今までは朴訥なシンセフォークというようなイメージだったけど、今回はタイトルやジャケの通り日本やインドの音楽要素をがっつり入れていて、でもメロディセンスとケンカはしないようにうまく融合させていて面白い。最近前衛的なことする女性ボーカリストってとっつきづらいイメージがあるけど、まったくそんなことはないポップミュージック。いい。
# Now, Now - Neighbors (2010)
先にギタリスト Jess Abbott さんのソロユニット Tancred を知っていたのだけど、もともと活躍していたこっちのバンドもよかった。Tancred はノイズパワーポップって感じだけど、こちらはもうすこしマス要素とポップパンク感が多めで、王道進行に涙腺がやられる。最新作は 2012 年らしいけど、一応活動は続いているらしい。ちなみにこの EP はパンクの名門 No Sleep Records から。
# LVL UP - Return to Love (2016)
ノイジーなポップロックということで、このバンドの最新作も外れなかった。NY 出身の 4 人組。Sub Pop からのリリースって憧れだよね。このあいだ挙げた Ovlov とのスプリットもよかったけど、ポップさはさらに向上。よし。
# Kubichek! - Nightjoy (2006)
Now, Now を聞いてるときに Dartz!というエモマスロックバンドが好きなのを思い出して聴いていたら、関連バンドで出てきたこのバンドや次のバンドも同じことしてて最高だった。アルバム 1 枚だして儚く散っていったバンドたち。UK ということくらいしかよくわからないけど、いとおしい・・・。
https://www.youtube.com/watch?v=LctMLzbzHxE
# I Was a Cub Scout - I Hate Nightclubs (2007)
で、同じくアルバム 1 枚で散っていった同じく UK のバンド。このシンセ使いは絶妙だと思うんだけどな。ドラマーはこのあと、デュオの Summer Camp や La Roux にドラムで参加したりしていたらしいが、現在は他のメンバー合わせよくわからない。
https://www.youtube.com/watch?v=oPkewD3EKUI
# Ultimate Painting - Dusk (2016)
このバンドはほんとずっとこの感じだなあーという、3 枚目のアルバム。ユルユルに聴こえるけど、実は無駄なところがないギターポップ。Veronica Falls の男性ギタボと Mazes(UK)のギタボのユニットだけど、どっちのバンドに似てなく、しかし納得感がある音楽性を出してる。なんとなく坂本慎太郎と OGRE YOU ASSHOLE を思い浮かべる研ぎ澄まされ方をした音楽。この 3 組で一緒に来日ツアーしてほしい。ところで Jack Cooper さんのやってた The Beep Seals もいいバンドです。
https://www.youtube.com/watch?v=EUhna4Zt5Mc
# Cymbals Eat Guitars - Pretty Years (2016)
前作の生き急いだシューゲ寄りパンクからは全く想像できなかった 4th アルバム。別のアルバム再生しちゃった?と思ったけど、あの擦り切れボイスなので間違ってなかったらしい。なんかどうやら私生活が充実してきてしまったらしく、それがわかりやすーく音楽に出た結果らしい。そういうのやめてほしい・・・やめて欲しいけど、これが意外と今までのポップなメロディと高揚感のある進行に合ってるアレンジとも言えて、なかなか良い。しかも評論家筋からの評価もいいらしい。なんやねんムカつく。
https://www.youtube.com/watch?v=DiuXd807mKI
# Maya Vik - Totally Right (2014)
ハッピーな音楽やるならこれくらいやれ、という気持ち。最近の 80s 回帰もここまできたかという完璧さ。このアタックのきいたシンセ最強。テーテーテッ、テテテテ!
https://www.youtube.com/watch?v=fiK2taaGsgU
# Mayer Hawthorne - Man About Town (2016)
最後に Mayer Hawthorne で泣きながら踊る。