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  1. What D'You Say?
  2. The Scene Between
  3. Waking the Jetstream
  4. Rolodex the Seasons
  5. Blowtorch
  6. Did You Know?
  7. Gaffa Tape Bikini
  8. Catch Me on the Rebound
  9. The Floating Felt Tip
  10. Her Last Wave
  11. The Art of Getting by (Song for Heaven’s Gate)
  12. Reason Left to Destroy

The Go! Team の 4th アルバム。繰り返し聴いていた前作からいつ次のアルバムが出るのかと思っていたら早 4 年、やっとの新作は期待を裏切らない出来…。実質 Ian Parton のソロユニットになっちゃったけど、むしろやりたい放題度合は高まった気がしないでもない。

このバンド(?)はたぶん、ヒップホップだったりダンスミュージックだったりの良さをインディロックの文脈に違和感なく持ってきたのが評価ポイントなんだろうけど、まあ個人的にそんなロック史の立場なんてどうでもよくて、とにかくメロディが良いという点で大好き。

1st からどれも好きだけど、近年になるにつれてインスト曲やラップ曲のウェイトが減り歌モノ曲が増え、ついに今作は(ほぼ)全曲歌あり。そりゃあ悪いわけがなくて、アルバムのトレイラーが発表された時点で傑作決定だったわけです。

もう 1 曲目の What D'You Say?から誰もが口ずさんでしまうこと請け合いのどキャッチーメロディが次々と炸裂し、最終曲まで 37 分があっという間に終わる。日本人でも訛ってることがわかる女性ボーカルたちは曲にぴったりだし、ぐちゃぐちゃに歪んでるオケがたぶん単独で聴いても最高にポップ。ポップすぎるけどすぐ終わっちゃうので飽きもこない。

求めていた The Go! Team でうれしすぎるので Vinyl も買ってしまったし、もっと話題になるべきだとおもうんだけども。

今度の来日公演は絶対行きたいけど、バンドがメンツ結構変わってしまったらしいのがすこし寂しい。Ian と Ninja と Sam Dook は替わらずいるみたいだけど、Kaori Tsuchida の日本語英語はもう聞けないのかな…。


☆9/10

お気に入り曲:ほんと短尺インスト含めて全部最高なんだけど、敢えて挙げるなら #1 #2 #5 #11